2010/06/10 (Thu) 22:16:07 ちゃらちゃら〜ん

なんだよ、どうしてだよとおもっています。

あー、１日１本ビアー。

今日も今日とてあかりーた、あかりーた言ってました。嘘です。今日は会議でヒーヒー言ってました。
もうグループの二人が良い人過ぎて、はっきりしない、雰囲気がアホすぎる私のフォローをしてくれて、加えてほぼやってくれて、暇だったのでレジュメに落書きしてたら、会議終わりに「絵めちゃくちゃ上手いね」と言われ、「見られてたかー！！」ってなりました。ゴリラとニホンザル描きました。

それはそうとあかりーた。あかりーたで胸がいっぱいと言ったらグループの子がぐぐってました。
アイドルヲタのこと隠してないと言うか、ずっと知ってる友達もいるのでそういうこと考えてません。
最近いろんな人に声をかけられるので楽しかったり、怖かったりです。

そんでりしゃみや書きました。小ネタ。
つづきは下で。

では、お疲れに、おやすみやびちゃん。がんばりファイト！！

『気付かないフリ』

 

 

風がビューっと乱暴に吹き付ける屋上

もう何度目になるか分からないこの状況

面白いけどいい加減笑い過ぎて

もう笑うことすらできなくなった

 

だいたい、何でウチが痛い思いをしなきゃいけないのか

好きだと言うのはいつもにあっちで

ウチは特に嫌じゃない限りは、

とりあえず「うん」と頷くことにしていた

それのせいで、最近は頬を打たれることが多くなった気がする

 

「好きだ」と言われて「うん」と答えることが

イコールで“付き合う”ってことじゃないのに

って思うけど、ウチが優柔不断だって言うのは事実で

仕方ないことだと割り切っている

と言うか、本当にただ慣れてしまっただけなのかも知れない

 

それに今、何よりも困っているのは

ずっと、ギュッとシャツの端を握られていることだ

 

て言うか、何で梨沙子がここに居て

何で梨沙子が泣いていて

その前に何でここ、屋上にいたんだろう

なんて疑問が浮かんでくるばかりだ

 

「りさこー」

「…」

「何であんたがグズってんのー？」

「…」

 

…はいっ、返事無し、めんどくさーい

なんて思うけど、梨沙子ってそういうヤツだしって納得できる

いつまで経っても直ぐ拗ねる小さな子

それが梨沙子ってヤツだって私は知ってる

 

「梨沙子じゃなくてウチが泣くべきじゃない？」

「…でもー」

「あー、もしかしてあんたまた絡まれた？」

「うん…」

 

こいつが高校に入って来てからこれもよくあった

幼馴染で妹的存在の梨沙子とは

なんとなく一緒にいることは多かった

そのせいでウチに好意を寄せてくれてる子が

梨沙子に何かしら手を出すことがあった

 

「はぁー…」

「でも、仕方ないよ」

「えー、何か言い返しなよ梨沙子も」

「何かって？」

「“みやとは何でもないですー”とか、“私他に好きな人居ますー”とか」

 

梨沙子だってこんなに可愛いんだから

ウチなんかと変な噂立てられるのは

良い迷惑になってるだろう

 

「そんなこと言えないよー」

「えー、でも梨沙子ばっかり嫌な目見るのアレじゃん」

「みやだって叩かれるし、嫌な目にあってるじゃん」

「それは自業自得？だしさー」

 

さっきよりも涙がひいたのか

赤い目をしてこっちを見ている

やっぱり年下で可愛い妹だなーって思ってしまう

ホント、実際ウチの方が大変なんだろうけど

こいつといるとこいつのことで頭がいっぱいになってしまう

 

「それにね、みや」

「んー」

「良いんだ、誤解されてる方が」

 

そう言って満面の笑みを梨沙子が作った瞬間

多分、それは最後の一滴だと思える涙が

キラリと光って頬を流れ落ちた

 

それを見て叩かれた左の頬に触れると、まだ少し熱かった

彼女の涙はこれを冷やせるほど冷たいだろうか

そんなこと思って笑ってしまった

おしまいは。