2010/03/02 (Tue) 23:56:44 やるきっず

やるきっずです。がんばります。

今日は良い事とちょっと嫌な事があったのですが、大丈夫です。元気です。

んで、昨日の続きます。続きます。待っている人が少なくても続きます。
続いてくれと一人でも言ってくれたので続きます。
読んでくれたら嬉しいです。そして、氏ねでも感想をくれたらパソコン窓から投げ捨てます、まっくだけど。

それでは続きです。今日は短いです。

『じさくじえん』

 

今日知った事

愛理ちゃんは可愛いって事と、良い子だって事

喋り方はおっとりで、時々舞い上がっちゃうって事

他にもあるけど、最終的に全部可愛いに繋がる

 

「鈴木さん、またこっちの方で暮らすそうよ」

「ふぅーん」

「愛理ちゃんは4月から後輩なんだから優しくしなさいよ」

「…うん」

 

お母さんからのお陰で更に情報が増えた

だけど、核心は思い出せない

愛理ちゃんと話していて、何か思い出すと思ったけどそれもなくて

結局、少しだけ仲良くなれたくらいで

私は心の中でずっと謝っていた

 

「あっ、お母さん昔のアルバムってどこにあるっけ？」

「あー、えっとねぇ…奥の方に閉まってあるから明日出しておくわ」

「あぁ、うん。ありがとう」

 

そう言って、私は箸を置く

カタンと音が立つと一瞬シーンとなって

お母さんがお皿を洗う音が響く

少しでも思い出そう、それだけはさっきからしっかりと思っている

 

「後輩、かぁ…」

 

立ち上がって部屋に戻ると、ダメだとは思っていても

すぐにベッドに倒れ込んでしまう

天井を睨む様に見つめると思い浮かぶのは愛理ちゃんの顔

悲しそうな顔で笑っていた、あの愛理ちゃんしか浮かんで来ない

あんな顔をさせちゃったのは私で後悔しか出来ない

 

「はぁ…」

 

後悔したってどうかなるわけじゃないのに悔しくて仕方ない

何も覚えてなかった私に悲しい顔をした彼女

そんな私に自己紹介から始めてくれた彼女

私にまた笑って欲しいと言った彼女

全部が献身的で、どうしてそこまで思ってくれるんだろうってなる

 

そして、あと一つ分かりかけてる事があるけど

それを認めたくない私が居る

と言うか、まだ確証が掴めないし、勘違いかも知れない

 

「とりあえず、ちゃんと知らなきゃ」

 

クルッと体を回転させ、枕に顔を埋める

ヒョコっと顔を上げて見えた携帯電話

 

「アドレス、聞いとけば良かった…」

 

鳴るはずのない携帯電話

来るはずのない彼女からのメール

吐いた溜息の数だけしっかりと刻まれていった

続きますよ、続きます。
感想待ってたりするかもぉー。